Google Adsenseの審査を一発で合格するブログの作り方
ブログやサイトに広告を表示して収益を得るアフィリエイトですが
目次
1-2 禁止事項
3-2 再申請について
1 Adsenseに申請する場合の必要条件
アフィリエイト会社(ASP)に登録申請を行う場合、多くのASPでブログやサイトの審査がありますが、その中でもAdsenseの審査が一番厳しいと思います。言い換えれば、Adsenseに合格するということは少なからずGoogleに「一定の基準をクリアーしている」と認められたと言ってもいいかもしれません。
他者承認という承認欲求は、喜びとモチベーションの維持に繋がります。ブログやサイトを始めた頃はアクセス数も少なく、ブログやサイトの方向性が求められるものなのか不安になりがちです。
ブログやサイトの内容に自信が持てるように、Adsenseに合格することをめざしましょう。
1-1 ブログやサイトの要件
・独自ドメインで公開されていること
・ネットユーザーが求める情報であること
・ブログ管理者のオリジナルの記事であること
ひと昔前は、無料ブログでも申請できたようですが、現在は独自ドメインを取得している必要があります。
ネットユーザーが求める情報は千差万別なので気にする必要はありませんが、あまりにもマニアックなジャンルはアクセス数が伸びない可能性があります。
自動車を運転したりや写真や絵画を理解できたり、昨今の人工知能(AI)の向上には驚かされるばかりですが、そのAI技術のトップランナーの一人がGoogleです。ネットに掲載されている情報をコピペして自分の記事のように公開してもGoogleは見破ります。ジャンルやテーマが被るのは当たり前ですが、独自の視点と言葉で書かれた記事であることが求められます。
1-2 禁止事項
要件を満たしていても取り扱ってはいけないコンテンツがあります。
・アダルト コンテンツ
・家族向けコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
・危険または中傷的なコンテンツ
・危険ドラッグおよび薬物に関連するコンテンツ
・アルコールに関連するコンテンツ
・タバコに関連するコンテンツ
・ギャンブルとゲームに関連するコンテンツ
・ヘルスケアに関連するコンテンツ
・ハッキング、クラッキングに関連するコンテンツ
・報酬プログラムを提供するページ
・不適切な表示に関連するコンテンツ
・衝撃的なコンテンツ
・武器および兵器に関連するコンテンツ
・不正行為を助長するコンテンツ
・違法なコンテンツ
また、行ってはいけない行為も定められています。
・管理者自身が広告をクリックする行為
・広告をクリックすることを促す行為
・他者の著作権を侵害する行為
・偽造品を取り扱う行為
1-3 必須事項
欧州一般データ保護規則(GDPR)に対応するプラグインにも書きましたが、個人情報やその取得方法に厳しい目が向けられています。訪問者にGoogle Adsense広告を掲載している旨の表示をして事前承認(オプトイン)を得る必要があります。また、アクセス解析にGoogle Analyticsを活用している場合は、Analytics解析に関するオプトインも必要です。
・プライバシーポリシーを作成してcookieの使用及びcookieを拒否する方法を明記
・Adsenseに関するオプトインを得る(Analyticsも同様)
プライバシーポリシーの記載内容やAdsenseのオプトインに関しては「プライバシーポリシーの作り方」を参考にしてください。
2 Adsenseに通るための十分条件
2-1 Googleが求めているもの
Googleは、広告販売とデータ販売が事業主体です。Googleが便利なツールを無料で利用できるようにしているのも、ネットユーザーのデータ収集を目的にしているからです。
Google検索から得られる情報が、「利便性が高く信頼のおける情報」であるならば、Googleを利用する人が増える。そうすると、広告販売が増加し、さらに多くのデータ収集が可能になりGoogleの利益が増える。広告主は売り上げを伸ばすことができ、ネットユーザーの生活の質は向上する。
Adsenseもこの理念に基づいて運営されているので、Adsenseに合格するためにはGoogleが求める「利便性が高く信頼のおける情報」を提供するブログやサイトである必要があります。
2-2 審査に通らないブログやサイトを参考にする
ネットユーザーが求める利便性が高く信頼のおける情報と言っても、ネットユーザーの知識量、関心度、思考などによって、求められる情報の質に一律の基準を設けることは難しいと思います。それに判断するのはGoogleであって、判断基準は部外者の私達が知る手立てはありません。
しかし、Adsenseに合格したブログと合格できないブログをいくつか見て回ると、Googleが求めているものが分かってきます。
Adsenseに合格しているブログやサイトは、<スポンサーリンク>と表示してある「https://cat.jp.as.criteo.com」から始まるリンクアドレスを持った広告を掲載しています。
合格できないブログは、Adsenseヘルプフォーラムで見つけることができます。
Adsenseの審査に通らない理由が、「1 Adsenseに申請する場合の絶対条件」に該当する場合は、不足している項目や違反している項目がはっきりしているので分かりやすいと思います。
しかし、「2 Adsenseに通るための十分条件」に該当するブログやサイトの質に関する場合は、判断基準が抽象的なので分かりづらい部分がありますが、「Googleが求める利便性が高く信頼のおける情報」であるかネットユーザー側の視点で見るとGoogleが申請を否認する理由が見えてきます。
当サイト「D&D EasyWP」は、初心者でもワードプレスで簡単にブログやサイトを作成する方法を紹介するサイトです。すなわち、ブログやサイトの作り方を知りたい人が求めている情報を提供できれば記事に存在価値が生まれます。サイトの軸を定めて、提供する情報の方向性を決めるとAdsenseの審査に合格できる記事の質と厚み(量)が見極めやすいです。
そういった観点から見ると、単なる日記的なブログは、Adsenseの審査に通りにくいことが分かると思います。単なる一般人の「何を食べた」「どこへ行った」「仕事が大変だった」といった類の日記に大した価値はありませんから。
日記的なブログを作成する場合は、それらに場所、値段、経路、雰囲気などネットユーザーが知りたい情報や解決方法を記事の中に含めたり、生活している地域を限定した記事に特化したりする工夫が必要になると思います。
3 Adsenseプログラムに申し込む
Adsenseに参加するには、独自ドメインのブログやサイトを運営している必要があります。ブログやサイトを作る方法はいろいろありますが、Web作成に関する専門知識を持たない個人が、Google検索にフレンドリーなブログやサイトを作成するには、「ワードプレス」を利用する方法の一択になります。
独自ドメインの取得方法やレンタルサーバーの選び方、ワードプレスの初期設定やインストールすべきセキュリティープラグインなどの記事は、メニューの
・初めてのサイト作成
・WordPressの設定
にまとめてあります。
また、ワードプレスをカスタマイズしてサイトを作成したい場合は、ドラッグ&ドロップでサイト作成できる「Themify」のテーマとプラグインを利用するとカスタマイズに関する知識がなくても、思い通りのサイトを作成することができます。Themifyに関する記事は、メニューの
・テーマプラグイン一覧
・Themify導入編
・Themify運用編
にまとめてあります。
ワードプレスやThemifyテーマを使用して、Adsenseに合格する必要条件と十分条件を満たす記事をある程度書いたら、登録申請を行います。
3-1 申請の手順
https://support.google.com/adsense/ を開いて、「アカウントを開設」をクリックします。
申し込みフォームが開くので、必要事項を入力します。
Adsenseの有益な情報に関しては、後から設定を変えることができるので「受け取る」を選択しておきましょう。
なお、Adsenseのアカウントは1つしか取得できません。
Googleアカウントを複数所有している場合や、パソコンを家族で共有している場合は、Adsenseアカウントと紐付けするGoogleアカウントを間違えないように注意してください。
入力フォームは日本語なので特に迷うことはありません。
なお、Adsenseの支払いを受け取るためには、現住所の確認があります。
郵便物が届く住所を正確に入力してください。
最後に本人確認ために電話かSMSを用いた確認コードの入力があります。
Googleから送られてくる確認コードを入力して申請を完了すると、審査用コードが取得できます。
赤枠で囲ったAdsenseコードをAdsense広告を行うすべてのページの<head>タグと</head>に貼り付けます。
ドラッグ&ドロップでサイト作成できるThemifyテーマの場合は、ダッシュボード > テーマの設定 > Themify Setting > GENERAL > Header Code に貼り付けます。
Adsenseコードを貼り付けたら、SAVEをクリックして保存します。
Adsenseの申請画面に戻り、「サイトにコードを貼り付けました」にチェックを入れて「完了」をクリックします。
申請が完了すると申請したサイトをクロールして審査を開始します。
結果が届くのをドキドキしながら待ちましょう。
申請の混み具合にも因るでしょうが、数日でメールが届きます。
私の場合は、申請した翌日に合格の通知が来ました。
3-2 再申請について
残念ながら不合格だった場合は、再申請することができます。
Adsenseプログラムポリシーを読み返して、ポリシーに反する項目を修正して再審査に挑んで下さい。
なお、何度も審査に落ちる場合は、Adsenseプログラムポリシーをしっかり読んでいないか、ブログやサイトの軸と方向性がGoogleが求めるものではないと思われます。
Googleは、「利便性が高く信頼のおける情報」が、Google、広告主、ネットユーザーの利益につながると考えています。だからこそ、Googleは「利便性が高く信頼のおける情報」を提供したAdsenseの参加者に報酬が支払う訳です。
この原点に立ち返って自分のブログやサイトを眺めてみると、解決方法が見つかると思います。
この記事があなたのお役に立てたら幸いです。
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